こんにちは。横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」です。
「歯医者のクリーニングではどんなことをするの？」「どんなメリットがあるの？」「いくらかかるの？」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。歯医者のクリーニングでは、歯磨きでは落としきれない汚れを落とし、歯本来の白さに戻すことができます。
口内の状況は、日々の食事や唾液、細菌などで常に変化しており、セルフケアだけでは対応できない部分もあります。定期的なクリーニングは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、口腔内の健康を保つために非常に重要です。
この記事では、歯医者のクリーニングの具体的な流れ、費用や頻度、さらにメリットとデメリットまで詳しく解説します。この記事を参考に、歯の健康維持のためにクリーニングを検討してみてください。
歯医者のクリーニングとは
歯医者のクリーニングとは、歯科医師や歯科衛生士が専門的な器具を用いて、プラークや歯石、着色汚れなどを徹底的に除去する処置です。日々の歯磨きでは落としきれない汚れを取り除き、歯を自然な白さに戻すことができます。
プラークはお口の中の細菌が繁殖して塊になったものです。粘着性があり、虫歯菌や歯周病菌などさまざまな細菌が存在しています。
さらに、プラークが付着してから時間が経ち、唾液中のミネラルと結合して硬くなったものが歯石です。歯石は歯に強く付着しており、歯ブラシでは落とすのが困難です。歯石が歯に付着したまま放置していると、ザラザラした表面にさらにプラークが溜まります。
こうして、口の中が汚れやすくなる悪循環が作られていきます。この循環を止めるためには、歯科医院でクリーニングを受けて、口の中をきれいにする必要があります。
また、コーヒーやお茶、赤ワインなどの飲食物に含まれる色素や、喫煙によるヤニは歯の表面にこびりつきやすく、通常の歯磨きではなかなか落とせません。これらの着色汚れも、クリーニングによって除去することができます。
このように歯科で行うクリーニングでは、セルフケアでは落としにくい汚れや歯ブラシの届きにくい歯周ポケット内のプラークや歯石などの除去が可能です。セルフケアと歯医者でのクリーニングを併用することで口腔環境がきれいに保たれ、虫歯や歯周病などの予防につながります。
歯医者のクリーニングの流れ
歯医者のクリーニングは、患者さまのお口の状態に合わせて、さまざまな方法を組み合わせて行われます。一般的には、以下の流れで進みます。
問診・カウンセリング
初めに、患者さまの現在の口腔内の状態、過去の歯科治療歴、気になる症状、服用中の薬などの情報を得るために、問診やカウンセリングが行われます。クリーニングに対する不安や疑問、希望なども含めてお伺いし、患者さま一人ひとりに合わせた治療計画を立てます。
検査
次に、現在の口腔内の状態をより正確に把握するために、さまざまな検査が行われます。検査には、歯科医師や歯科衛生士が直接口内を見る視診や、歯と歯茎の間の溝の深さを専用の器具で測定して歯周病の進行度を評価する歯周ポケット検査などがあります。
さらに、必要に応じてレントゲン撮影を行い、歯の根の状態や骨の状態、隠れた虫歯などを確認します。これらの検査結果に基づいて、具体的なクリーニング方法や治療計画が決定されます。
また、2回目以降の施術後、クリーニング前後の状態を比較するために、口腔内の写真を撮影する場合もあります。撮った写真を比較することで、口の中がきれいになっているのが目に見えてわかります。
プラーク・歯石の除去
歯に強固に付着したプラークや歯石は、以下のような専用の器具を用いて丁寧に除去していきます。
超音波スケーラー
超音波スケーラーは、超音波の振動で歯石を粉砕して水で洗い流す器械です。短時間で効率的に歯石を除去できます。
手用スケーラー
手用スケーラーは手作業で歯石を除去する器具です。細かい部分や超音波スケーラーでは届きにくい部分の歯石を除去します。
エアフロー
高圧のジェット水流と研磨剤を吹き付けることで、歯の表面の着色や汚れを除去します。
着色除去・研磨
歯の表面に付着したタバコのヤニ、コーヒー、お茶などの着色汚れを、専用の研磨剤やブラシ、ラバーカップなどを使用して丁寧に除去します。これにより、歯本来の自然な白さを取り戻すことができます。
また、表面をツルツルにすることで、汚れを付着しにくくします。
フッ素塗布
クリーニング後のきれいになった歯に、フッ素を塗布することがあります。フッ素には、歯質を強化し、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。歯科医院で使用するフッ素は、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素よりも濃度が高く、より高い虫歯予防効果が期待できます。
ブラッシング指導
クリーニングにどれだけ通ったとしても、良好な口腔内環境を維持するためには、日々のセルフケアが不可欠です。そのため、歯科医師や歯科衛生士から、患者さま一人ひとりの口腔内の状態に合わせたブラッシング指導が行われます。
例えば、歯ブラシの持ち方、動かし方、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方などを具体的かつ丁寧に教えてもらうことができます。また、食生活のアドバイスなども受けられます。
歯医者のクリーニングは保険適用の対象となる？
歯医者のクリーニングは、歯周病治療が目的の場合や歯科医が必要と判断した場合には、保険適用の対象となります。具体的には、歯周ポケットが深かったり、歯周病が進行していたりするケースが当てはまります。
一方、美容目的や予防のためのクリーニングは保険適用外となる場合があり、この場合費用は全額自己負担となります。例えば、美容目的の歯を白く保つためのポリッシングや、着色とりなどが該当することがあります。
ただし、歯科医院によっては、予防目的のクリーニングでも歯周病のリスクが高いと判断された場合など、一部保険が適用されるケースもあります。そのため、詳細は受診する歯科医院に確認するようにしましょう。
歯医者のクリーニングの費用と頻度
クリーニングの費用は、保険が適用されるかどうかによって異なります。保険が適用される場合、3割負担で約2,000〜3,000円程度、自由診療の場合は1回あたり5,000〜1万5,000円程度かかります。
クリーニングを受ける頻度は、健康な歯の状態の場合は半年に1回程度、歯周病の治療中またはリスクが高い場合には3〜4ヶ月に1回程度と、状況により異なります。そのため、歯科医師と相談のうえ、スケジュールを決めるとよいでしょう。
歯医者でクリーニングをするメリット・デメリット
歯医者でのクリーニングには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。以下にそれぞれのポイントを説明します。
メリット
クリーニングは、歯の白さを戻したり虫歯や歯周病を予防したりするだけではなく、口臭を抑えることも可能です。また、口腔内の状況は心臓病や糖尿病などの全身疾患とも関連があるとされているため、口の中をきれいに保つことで、全身の健康にも良い影響を与えます。
デメリット
クリーニングのデメリットとしては、時間がかかる、クリーニング中や直後にしみることがあるなどが挙げられます。また、保険が適用されない場合、費用が高額になります。
まとめ
歯医者のクリーニングは、口腔内の健康を維持するために非常に重要な処置です。定期的にクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を長く保てます。
この記事を参考に、歯の健康維持のためにクリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
歯のクリーニングを検討されている方は、横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、予防歯科や虫歯・歯周病治療、根管治療やインプラント治療などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、Web予約もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。
