こんにちは。横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」です。
セラミックは耐久性が高く、天然歯のような色を再現できるため人気のある治療法です。
しかし、陶材なので外部からの衝撃に弱く、破損することがあります。保険適用外の治療なため、新たにセラミック治療を行う場合は費用がどのくらいかかるのか不安に思うでしょう。「そもそも割りたくない」と予防方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。
今回は、セラミックが割れる原因や割れたセラミックをそのままにした場合のリスク、予防する方法について解説します。
セラミックが割れたときの症状
金属の詰め物に比べると衝撃に弱く、さまざまな理由で割れることがあります。特に、硬い食べ物を頻繁に口にする方や、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、セラミックが割れやすいでしょう。
セラミックが割れた場合、冷たい食べ物や温かい食べ物がしみたり、痛みを感じたりすることがあります。また、奥歯のセラミックが割れて象牙質が露出すると、神経までの距離が近くなるため、痛みを感じやすくなります。
しかし、神経を抜いている歯の場合は痛みを感じられません。噛み合わせの違和感などが症状として現れるでしょう。気づかず放置するとさまざまなリスクが伴うため、早めに歯科医院を受診してください。
セラミックが割れる原因
耐久性に優れているセラミックでも、生活のなかで欠けたり割れたりすることがあります。ここでは、セラミックが割れる原因について解説します。
嚙み合わせが悪い
嚙み合わせの悪さも、セラミックが破損する原因のひとつです。嚙み合わせが悪いとわずかな衝撃でも破損することがありますが、噛み合わせが整っていれば歯にかかる力をバランスよく分散できます。
セラミックの割れるリスクを軽減するためには、噛み合わせを整えることが重要です。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある
歯ぎしりや食いしばりによって歯が摩擦で削れると、結果的に噛み合わせが悪くなります。歯ぎしりや食いしばりは寝ている間に起きることが多いため、数時間近く歯にダメージを与え続ける可能性があります。
歯を摩耗させるほどの力が加わり続けると、セラミックも割れてしまいます。マウスピースを装着するなど、歯の消耗を減らすような対策を行いましょう。
メンテナンスを怠っている
セラミック治療の後は、定期的なメンテナンスが必要です。定期的にメンテナンスを受ければセラミックの歯の寿命も長くなるため、メンテナンスを欠かさないようにしましょう。
硬い食べ物を好んで食べる
日常的に硬い食べ物を好んでいると、セラミックが丈夫でも割れてしまう原因になりかねません。硬い食べ物を思い切り噛むとセラミックが割れる可能性があります。せんべいなども歯が欠けやすいので、注意して食べるようにしましょう。
セラミックは強度のある陶材ですが、瞬間的に強い力がかかると割れる可能性があります。
セラミックが割れたときに新たにかかる費用
治療をもう一度やり直さなければならない場合も、料金は同じようにかかります。セラミックインレーやセラミッククラウンでは、5〜10万円程度の費用が発生するでしょう。
セラミック治療を受けた歯科医院でやり直す場合は、保証を受けられることもあります。保証期間や保証の範囲は各歯科医院で異なりますが、保証がある場合はやり直しの費用を抑えられます。
また、セラミック治療を受けた歯科医院以外で新たに治療を行う場合は、保証は受けられません。
セラミック治療は保険の適用外なので、保険診療と比べると治療費が高額になります。そのため、セラミックが割れた時も高額な治療費がかかることになります。
セラミックが割れたら保証は効く？
セラミック治療を受けた際は、保証が付与されることが多いです。内容によってはセラミックの歯のトラブルをすべて無料で迅速に対応してくれるため、確認してみましょう。
保証内容
さまざまな歯科治療で使用されるセラミックは、天然歯よりも耐久性が高いといわれる一方、欠けたり割れたりする可能性があります。そのため、ほとんどの歯科医院でセラミックの歯に保証を設けています。
治療後、一定期間内に不具合が生じた場合は無料、もしくは一部負担で修正できるという内容が多いでしょう。
ただし、以下のような条件を満たす必要があります。
- 保証期間内である
- 定期検診を受けている
- 医師からの指示を守っている
- 保証外のトラブルではない
保証は、あくまでも一定期間内に発生した不具合を対応するものです。すべてのトラブルが対象となるわけではありません。
セラミックの保証内容は歯科医院によって異なるため、治療前に条件などをしっかり確認しておきましょう。
保証期間
セラミックの保証期間は、一般的には1〜5年程度です。歯科医院によっては6年や10年など、長い期間を設けているケースもあります。2年以内のトラブルには無料、3年目からは何割か負担というように、時期によって負担割合が変化することもあります。
保証期間も歯科医院によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
保証の対象外になるケース
基本的に歯科医師側に落ち度がないような事故や外傷は、保証の対象外になる可能性が高いです。医師の指示に従って定期検診を受けていない場合も、メンテナンス不足と判断され保証の対象外になる可能性があります。
保証書には保証外となる条件も記載されているので、治療を受ける際は必ず確認しておきましょう。
割れたセラミックをそのまま放置するとどうなる？
破損したセラミックをそのままの状態で放置していると、全体の噛み合わせが悪くなったり、むし歯が発生・進行したりします。
神経がある歯の場合、神経までむし歯が達すると針で刺されるような非常に強い痛みが現れるでしょう。この痛みが発生した後で治療を始めると、治療回数が増えて治療期間が長くなってしまいます。
神経がない歯の場合、セラミックが割れて放置しても痛みを感じることはありません。
しかし、問題が起こっていないわけではありません。放置すると悪化するので、抜歯しなければならなくなる可能性もあるでしょう。
抜歯後の治療法としてはインプラント・ブリッジ・義歯とありますが、セラミックなどで補う治療よりも治療期間や費用の負担が増加します。
ほかの歯を守るためにも、セラミックが破損した合は放置せずに歯科医院を受診しましょう。
セラミックが割れるのを予防する方法
以下では、セラミックが割れるのを予防する方法について解説します。
ナイトガードを装着する
歯ぎしりや食いしばりは、体重の2〜5倍の力を歯に加えるとされています。健康な天然歯でも、折れたり欠けたりするリスクがあるのです。
歯ぎしりや食いしばりのある方は、セラミックが割れるのを防ぐためにもナイトガードを装着しましょう。ナイトガードとは、就寝時に装着するマウスピースのことです。
上下の歯の間に存在することで歯の接触を防ぎ、セラミックへの負担を軽減します。睡眠時に装着すれば歯ぎしりや食いしばりの力を分散してくれます。
セラミックへのダメージを防げる上、顎関節の保護にも役立つでしょう。
定期検診を受ける
痛みや腫れなどの症状がないと、定期検診を先延ばしにする方は多いです。
しかし、加齢によっても噛み合わせは変化します。セラミックを長持ちさせるためにも、定期検診を受けて調整する必要があります。
まとめ
セラミックの歯を入れたらトラブルなく使用できることが望ましいですが、万が一割れてしまった場合はかかりつけの歯科医院をすぐに受診しましょう。歯が割れてしまうタイミングは誰にもわかりません。被せ物をしたばかりでも、割れる可能性はあります。
欠けただけの場合は修理で対応できる可能性が高いです。保証期間であれば、新たな人工歯を無償、もしくは一部負担で作製できます。
セラミック治療を検討する場合は、保証についてもしっかり確認しましょう。
セラミック治療を検討されている方は、横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、予防歯科や虫歯・歯周病治療、根管治療やインプラント治療などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、Web予約もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。
