歯のホワイトニングとは?治療内容や種類ごとの内容、注意点などを解説

こんにちは。横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」です。

白い歯で笑顔の女性

きちんと歯磨きをしているのに歯が黄ばんでしまうことにお悩みの方もいるでしょう。黄ばんだ歯を白くする対策として、ホワイトニングが挙げられます。「ホワイトニングとはどのような施術なの?」「ホワイトニングの注意点は?」「どんな種類があるの?」など考えることはありませんか。

今回は、ホワイトニングとはどのような施術か、またどのような種類があるのか詳しく解説します。ホワイトニングの注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯が黄ばむ理由

歯が黄ばむ理由のひとつであるコーヒー

歯が黄ばむ原因には、以下の外部的な要素と内部的な要素が考えられます。

外部的な要素

歯が黄ばむ外部的な要素として、下記のものが考えられます。

  • 食べ物や飲み物
  • タバコ

例えば、コーヒーや紅茶、ワイン、大豆類などは、着色しやすいです。さらに、カレーやケチャップ、醤油などの色の濃いものも着色しやすい傾向があります。加えて、タバコのヤニは歯に付着しやすく、黄ばむ原因です。

歯の着色を放置していると、ステインやヤニがエナメル質まで浸透し、さらに歯が黄ばむことがあります。

内部的な要素

内部的な要素として、以下のものが挙げられます。

  • 加齢
  • 抗生物質などの薬

加齢によって歯が黄ばむこともあります。これは、年齢とともに、象牙質が分厚くなり、反対にエナメル質が薄くなるためです。そのため、象牙質の色が透けて、黄ばんだように見えることがあるのです。また、抗生物質の副作用によって歯が黄ばむこともあります。

歯のホワイトニングとは

歯のホワイトニングをしたイメージ

歯のホワイトニングとは、専用の薬剤を使って歯を白くする施術のことです。ホワイトニングでは、ふだんの歯磨きやクリーニングでは落としきれない着色汚れを分解して歯を白くします。歯を削らずに白くできる点も歯のホワイトニングのメリットです。

歯のホワイトニングの種類

ホームホワイトニングをしている女性

歯のホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの3つの種類があります。それぞれ、特徴が異なりますので、よく理解したうえで自分に合った方法を選択しましょう。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングです。歯の表面に専用の薬剤を塗布したあと、特別な光を照射することで歯を白くします。オフィスホワイトニングのメリットは、資格を持った歯科医師や歯科衛生士が処置を行う点です。

また、濃度の高い薬剤を使用するため、1回の施術で効果を実感できるケースもあります。そのため、できるだけ早く歯を白くしたいと考えている方や、自宅で継続してホワイトニングをする自信がないと感じている方に選ばれています。

一方で、効果の持続期間が短い点はデメリットといえるでしょう。また、濃度の高い薬剤を使用するため、痛みを感じるリスクもあります。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で受け取った薬剤を使って自宅で行うホワイトニングです。歯科医院で作成したマウスピースに薬剤を流し込んで、1日1時間〜2時間ほど装着することで徐々に歯を白くしていきます。

オフィスホワイトニングに比べると、濃度の低いホワイトニング剤を使用するため、効果を実感できるまで時間がかかりますが、効果が持続する期間が長いという点はメリットです。

また、仕事や子育てなどで忙しい方でも自分の都合のよい時間にホワイトニングできるという点もメリットといえるでしょう。

一方で、薬剤の注入から装着まで自分で行わなければならない点はデメリットといえます。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性を兼ね備えた方法といえます。

一方で、2つのホワイトニング方法を併用するため、費用が高額になる点はデメリットといえます。

ホワイトニングの種類ごとの費用相場

ホワイトニングの種類ごとの費用相場のイメージ

ホワイトニングの費用についても気になることでしょう。ホワイトニングは保険適用外なので、施術にかかる費用はすべて自己負担です。ホワイトニングの種類ごとの費用相場は、以下のとおりです。

  • オフィスホワイトニング:2万円〜6万円程度
  • ホームホワイトニング:2万円〜4万円程度
  • デュアルホワイトニング:2万円〜8万円程度

ホワイトニングは自費診療となるため、歯科医院によって費用は異なります。また、選択するホワイトニング方法によっても費用は異なるため、よく理解したうえで検討しましょう。

ホワイトニングの種類ごとの流れ

ホワイトニングの相談をしている女性と歯科医師

施術の流れもホワイトニングの方法によって異なります。この項目では、ホワイトニングの種類ごとの流れを解説します。

オフィスホワイトニングの流れ

オフィスホワイトニングの流れは、以下の通りです。

  1. カウンセリング
  2. クリーニング
  3. 歯茎の保護
  4. 薬剤の塗布と光の照射
  5. 薬剤の除去
  6. 歯茎の保護から光の照射の工程を繰り返す
  7. 仕上げ

はじめにカウンセリングで歯の色に関する悩みや理想とする歯の色などをうかがいます。

ホワイトニング薬剤を塗布する前は、まずクリーニングをして歯の表面に付着している汚れを除去します。歯の表面に汚れが付着していると、ホワイトニングの効果が得られない場合があるためです。

その後、歯茎を保護してホワイトニングの薬剤を塗布し、専用の光を照射します。ここまでの工程を何度か繰り返し、きれいに磨きあげたら施術完了です。1回の施術にかかる時間は30分〜1時間半ほどでしょう。

ホームホワイトニングの流れ

ホームホワイトニングの全体的な流れは、次のとおりです。

  1. カウンセリング
  2. クリーニング
  3. マウスピースの作成
  4. マウスピースの受け取りと薬剤の購入
  5. ホワイトニングの説明を受ける
  6. 自宅でホワイトニングを開始
  7. 歯科医院でチェック

はじめにカウンセリングにて、ホームホワイトニングの流れや施術内容、費用などの説明を受けます。その後、歯のクリーニングをしてからマウスピースを作成します。マウスピースができたら再度通院して、マウスピースと薬剤を受け取り、ホームホワイトニングのやり方などの説明を受けます。その後、自宅でのホームホワイトニング開始です。

自宅での流れを、次にまとめました。

  1. 歯磨きをする
  2. マウスピースにホワイトニング剤を流し込む
  3. 指定された時間マウスピースを装着する
  4. マウスピースを外したらホワイトニング剤を除去する

マウスピースにホワイトニング剤を入れて装着します。このとき、薬剤の入れ過ぎに注意し、歯茎に薬剤がついた場合はすぐに拭き取りましょう。マウスピースの装着時間をきちんと守ることも大切です。

デュアルホワイトニングの流れ

デュアルホワイトニングでは、まずオフィスホワイトニングをしたあとで、ホームホワイトニングをします。具体的な流れを下記にまとめました。

  1. カウンセリング
  2. クリーニング
  3. オフィスホワイトニング
  4. マウスピースの作成と受け取り
  5. ホームホワイトニング開始

オフィスホワイトニングの仕上がりを見てホームホワイトニングを行う期間を決めます。一般的に1〜2週間ほどの期間、ホームホワイトニングをします。

ホワイトニングができないケース

妊娠中の女性

ホワイトニングは黄ばんだ歯が気になっている方にとって魅力的な選択肢ですが、以下のケースでは適応となりません。本項目では、ホワイトニングができないケースについて見ていきましょう。

虫歯や歯周病がある方

虫歯や歯周病がある場合、ホワイトニングができない可能性があります。ホワイトニング剤が虫歯や歯周病の箇所を刺激して、痛みを感じる可能性があるからです。

また、虫歯や歯周病を放置すると、悪化して歯を失ったり、全身に影響を与えたりするリスクがあります。そのため、ホワイトニングをする前に虫歯や歯周病の治療を受ける必要があるのです。

妊娠中の方

妊娠中の方がホワイトニングをするのは推奨されていません。ホワイトニング剤は人体への影響が少なく、安全性が高いとされていますが、胎児への影響は全くないと言い切れないからです。

また、妊娠中につわりがひどいと、口の中に手を入れて施術をしたり、マウスピースを入れたりするのが難しいこともあるでしょう。出産後、子育てが落ち着いてから、ホワイトニングを開始してください。

知覚過敏がある方

知覚過敏がある方も、ホワイトニングができない場合があります。ホワイトニングの薬剤を塗布することによって痛みを感じたり、しみたりする可能性があるためです。すでに知覚過敏の症状がある方は、ホワイトニングの前に歯科医師に相談しましょう。

無カタラーゼ症の方

無カタラーゼ症とは、体内でカタラーゼという酵素を作れない疾患です。ホワイトニング剤には過酸化水素が含まれています。過酸化水素が体内に少量入り込む程度であれば、身体に影響はないといわれています。

しかし、無カタラーゼ症の方は過酸化水素を分解できないため、身体に影響を及ぼすリスクがあるのです。

ホワイトニングの注意点

ホワイトニング後に歯がしみている女性

ここでは、ホワイトニングをする前に知っておきたい注意点について解説します。

着色しやすいものは避ける

ホワイトニングをしたあと数時間は着色しやすい食べ物や飲み物は避けましょう。ホワイトニングをすると、エナメル質を保護するペリクルという膜が剥がれます。ペリクルが再生するまでの間に、色の濃いものを口にすると着色しやすいため、要注意です。

例えば、紅茶や緑茶、コーヒー、大豆類、ケチャップ、ワインなどは着色しやすいため避けましょう。

しみる可能性がある

上記でも触れましたが、ホワイトニング剤による刺激で、歯がしみる可能性があります。もともと知覚過敏の症状がある方や、虫歯・歯周病がある方はしみるリスクが高くなるでしょう。

また、今まで特に気になる症状がなかった場合でも、ホワイトニングをしたことで痛みを感じるケースもあります。

ホームホワイトニングの場合は、薬剤が歯茎に触れないように注意し、マウスピースから薬剤がはみ出たときは拭き取りましょう。また、指定されている時間よりも長くマウスピースを装着するのも避けてください。

まとめ

笑顔で会話する男女

今回は、ホワイトニングとはどのような施術か詳しく解説しました。

ホワイトニングとは、専用の薬剤を歯の表面に塗布して歯を白くする方法です。ホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの3種類あります。

それぞれにメリットやデメリットがありますので、よく理解したうえでご自身に合った方法を選択しましょう。黄色い歯で悩んでいた方も、ホワイトニングで白い歯を取り戻し、自信を持って笑えるようになりましょう。

ホワイトニングを検討されている方は、横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、予防歯科や虫歯・歯周病治療、根管治療やインプラント治療などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。

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